G1・11勝をあげ現役を引退するエネイブル(写真は2019年キングジョージ出走時、撮影:高橋正和)
現役を引退し繁殖入りするエネイブル(牝6)について、初年度となる来年の交配相手はキングマン(牡9)が予定されていることがわかった。オーナーのハーリド・アブドゥラ殿下が所有するジュドモントファームのホームページで現地時間12日、発表された。
キングマンは父Invincible Spirit(その父Green Desert)、母Zenda、母の父Zamindarという血統。
エネイブルと同じくアブドゥラ殿下の所有馬で、現役時代はイギリスのJ.ゴスデン厩舎に所属。2014年に愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスS、ジャックルマロワ賞とマイルG1で4連勝をあげた。通算成績は8戦7勝。
2015年から種牡馬入り。産駒も仏G1・3勝馬ペルシアンキング、英仏G1馬パレスピアなど、マイル路線での活躍が目立っている。
エネイブルは父Nathaniel(その父Galileo)、母Concentric、母の父Sadler's Wellsという血統。凱旋門賞連覇、史上初のキングジョージ3勝を含むG1・11勝をあげた。通算成績は19戦15勝。