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【菊花賞】怪物コントレイルの原点 ノースヒルズ清畠の中期育成

2020年10月23日 16:11

 ノースヒルズ清畠での中期育成時代のコントレイル(中央)

「菊花賞・G1」(25日、京都)

 コントレイルを語る上で、ノースヒルズ清畠(北海道日高町)の存在は欠かせない。17年秋に開設され、その第1期生として中期育成の期間を同牧場で過ごした。世界に追いつき、そして追い越すために「チーム・ノースヒルズ」の英知を結集させた施設。牧場関係者が、まだ幼かった頃のコントレイルについて証言した。

 1頭の愛馬にささげた情熱が、怪物コントレイル誕生の礎となった。06年11月、ノースヒルズの前田幸治代表は、引退後に繁殖牝馬として米国に渡ったビリーヴの初子(のちのファリダット)に会いに行くため、福田洋志ゼネラルマネジャーとともに渡米。3カ所の牧場を視察した。福田GMは「広大な土地で通年の昼夜放牧を行っているのを目の当たりにして、代表が『ノースヒルズでも取り入れよう』という話になりました。通年の昼夜放牧はその年からすぐ行われました」と当時を振り返る。

 ただ、広い放牧地を造るには広大な土地が必要で、日高生産馬の活躍が目立ち始めた15年にようやく日高町の土地を取得。整地などの下準備を経て、17年10月にノースヒルズ清畠は誕生した。その第1期生として、清畠で中期育成が行われたのが17年生まれのコントレイルの世代だ。昨年7月の函館2歳Sを制したビアンフェを皮切りに、清畠で基礎体力強化に努めた馬の中から、現在までに6頭の重賞ウイナーが誕生している。

 コントレイルは当歳10月から1歳9月までの約1年を清畠で過ごした。同区画で一緒に育成された12頭のグループの中での印象について、福田GMは「放牧地の中で楽しそうに過ごしていました。あの時には無敗のまま三冠目に挑戦するなんて想像もしていなかったです」と回顧。現在の活躍は想定外だったようだ。

 10月上旬、第2期工事が無事に完了。さらに敷地面積は広がった。“チーム・ノースヒルズ”の旗頭たるコントレイルが三冠を達成すれば、これまで以上に中期育成の重要さがクローズアップされるに違いない。

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