3歳牝馬カラースキームが準重賞を逃げ切り勝利(撮影:高橋正和)
27日、船橋競馬場で行われたクイーンズオーディション(3歳上・牝・準重賞・ダ1600m・1着賞金600万円)は、大外枠から先手を取った本田正重騎手騎乗の1番人気カラースキーム(牝3、大井・渡辺和雄厩舎)が直線入り口で後続を突き放して最後まで粘り切り、最後は3番人気アブソルートクイン(牝4、船橋・米谷康秀厩舎)に1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分42秒3(稍)。
勝ったカラースキームは父ゴールドアリュール、母シンフォニーライツ、その父Vindicationという血統。1月の桃花賞に続く準重賞2勝目で、通算成績はこれで6戦4勝。本レースの1・2着馬は12月3日に行われるクイーン賞(JpnIII)への優先出走権を獲得した。
【渡辺和雄調教師】
「前走の東京プリンセス賞(1800m)のとき、体調が今ひとつではあったんですが、止まってしまいました。今日も4コーナーでは楽勝しそうな手応えで、ゴール前は詰め寄られましたから、距離に不安があるのかなと思いました。(クイーン賞の)千八はちょっとどうかなと。(本田騎手も)レースから戻ってきたときに、能力で千六も走っているけど、上のクラスに入ると千四くらいかも知れないと言っていました。
ただ、今日は休み明けの分もあります。東京プリンセス賞のときよりは馬がずっとしっかりしてきていますし、これを叩いて変わってきて、グンと来るようなら(クイーン賞に)使ってみたいなとも思います。(昨年優勝の)クレイジーアクセルは52kgで出られましたから、ハンデ51kgくらいまでなら、という気持ちもあります。
馬の状態を見てオーナーサイドと相談したいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)