アルゼンチン共和国杯に出走予定のメイショウテンゲン(撮影:花岡貴子、コロナ禍以前に撮影)
 
 アルゼンチン共和国杯に出走する
メイショウテンゲンも宝塚記念以来の休み明けですが、立ち上げもよかったし乗り込みも十分。そして、この夏を越して、かなり馬体全体がしっかりとしてきたそうです。
「夏前と比べると、ようやく体全体を使って走れるようになってきています。走りがブレなくなってきているし、特に追い出してからの首の使い方が良くなっています」と担当の土屋助手。
 追い切りのVTRを以前のものと見比べても、走り全体に迫力が出てきた印象です。もともと年をとるごとに良くなるのでは?と土屋助手とも話していましたが、そのとおりになってきました。2歳から3歳にかけてはレースでもフラつきがみられたテンゲンくんだけに感慨深いものがありますね!
 そして、
メイショウテンゲンといえば、やはり長距離路線での走りが見たいところですが、いまの制度では出走馬決定賞金を上手にためないと、使いたいレースに余裕を持って出走できなくなります。
「来年、春の天皇賞に向かうまでの過程で、GIでいちばん馬が走りやすい状態にするためにも賞金をしっかり確保しておきたいところです」
 今回は電話取材。写真はコ
ロナ禍以前に撮影したものですので、まだ表情があどけないですね。先日、遠目から見ることはできましたが、デビュー前から馬房で取材しながら近く見てきて馬なので、いま近くで見れないのが何とももどかしいのですが…。また、いつか会う時にはもっと真っ白になっているであろう、その姿を想像しながら、のんびりと待つことにします。
(取材・文:花岡貴子)