14日に阪神競馬場で行われるデイリー杯2歳S(2歳・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝1600mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は「24-18-20-95」。勝利数においては他の追随を許さぬ成績で、好走率もさることながら複勝回収率でプラス収支を記録していることにも注目すべきだろう。今年に行われた重賞でもエントシャイデン(中京記念・9人気3着)、スマイルカナ(桜花賞・9人気3着)、ディメンシオン(阪神牝馬S・11人気3着)などが激走している。同産駒からはレッドベルオーブが出走予定。
エピファネイア産駒は「6-2-3-21」。勝率ではディープインパクトを上回り、回収率においても単勝755%・複勝165%と申し分のない数値を記録している。重賞ではデアリングタクトが20年桜花賞を制するほか、20年チューリップ賞でもイズジョーノキセキが上がり最速の末脚を駆使して10人気4着と健闘していた。同産駒からはシティレインボー、ワールドリバイバルの2頭が特別登録。
キズナ産駒は「5-3-3-28」。シャンドフルール(19年千両賞・8人気)とマルターズディオサ(20年チューリップ賞・4人気)が特別競走を制しているが、勝ち馬すべてが3人気以下で勝利しており、馬券妙味を携えていることも特徴と言えるだろう。同産駒からはスーパーホープが出走予定。