14日に東京競馬場で行われる武蔵野S(3歳上・GIII・ダート1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがキングカメハメハとシンボリクリスエス。次点で2回のゴールドアリュール、ケイムホーム、プリサイスエンドが続く。
ハーツクライ産駒は「0-1-0-1」。昨年、タイムフライヤーが8人気ながら2着になるほか、15年ベルゲンクライも7人気6着(5着とはクビ差)と健闘している。今年はタイムフライヤーが上位人気馬として再度の参戦。
ゴールドアリュール産駒は「1-1-0-10」。1〜3人気の支持を受けた馬が延べ7頭もいたことを思うと少し物足りないかもしれないが、同産駒として好走した2頭(16年2着ゴールドドリーム、18年1着サンライズノヴァ)は、のちにG1またはJpn1を制している。今年はサンライズノヴァが4年連続となる出走を目論む。
スタチューオブリバティ産駒は「1-0-0-0」。昨年、産駒としても初出走・初勝利を果たしたワンダーリーデルが2年連続で出走予定。武蔵野Sはリピーターの活躍も少なくないだけに動向を注視したい。
初出走となるFrankel産駒は、今年のフェブラリーS勝ち馬モズアスコットが特別登録。なお、同馬の母の父ヘネシーは、産駒のサンライズバッカスが05年1着、06年2着、08年2着と活躍した。
キングカメハメハ産駒は「1-1-2-13」。13年の勝ち馬ベルシャザールは、勢いそのままに次走でジャパンCダートも制覇。昨年もダノンフェイスが13人気ながら3着になるなど、種牡馬としての勢いも健在だ。今年はエアスピネル、バティスティーニ、ロードグラディオの3頭が特別登録。