【エリザベス女王杯予想】 5年連続プラス収支継続中の予想家が伝授! “イレギュラーな馬場状態”に隠された攻略のヒントとは?/JRAレース展望

2020年11月13日 18:33

上位人気が予想される3頭のなかで末脚を発揮して、女王の座を射止めるのは果たして…(撮影:下野雄規、netkeiba.com)

 今秋のGIは、スプリンターズSのグランアレグリアから天皇賞・秋のアーモンドアイまで1番人気が4連勝中。ここまで行われてきた4つのGIは従来と同じ施行条件だったが、今週のエリザベス女王杯は京都競馬場改修工事の影響で、今年は阪神競馬場で行われる。

 この“施行条件の変更”にこそ、落とし穴が潜んでいる。過去の傾向が、まったくアテにならない可能性も十分にあるからだ。今年のエリザベス女王杯では、ルメール騎手のラッキーライラックが1番人気に推されそうだが、波乱が起こる可能性は否定できない。

 そこで攻略のヒントを探るべく、ウマい馬券にて2016年から5年連続で年間プラス収支を継続中の馬場虎太郎氏に予想のヒントをうかがった。

「先週から開幕した阪神芝は、イレギュラーな開催スケジュール。その影響が芝と路盤の状態にも表れている。今年は9月の阪神芝は休み。安定して晴れていた8月、9月で張り替えた野芝が順調に生育した。10月の週末は雨が多かったが、開催が行われなかった阪神芝はオーバーシードで保護されたため、良好な馬場状態が保持された。

 先週土曜のメインレース、ファンタジーSも2歳のコースレコードが更新され、道中で最後方を追走していたオパールムーンが7番人気2着。後方から2番手を追走していたオプティミスモが11番人気4着。後方待機馬が末脚を発揮した。日曜に行われた道頓堀Sでも、6番人気1着だったジョーアラビカと9番人気2着だったステイオンザトップは道中を2ケタ位置取りで通過。

 上のクラス、上級馬にとっては差し馬の追走が楽で、末脚を発揮しやすい馬場。結果として後方で脚を溜めているほうが有利なレースパターンにもなりやすい馬場だ」

 と今の阪神の馬場状態を分析し、

「今週は週中、週末ともに良好な天気予報。少なくとも先週程度、場合によってはさらに良い馬場コンディションが想定される。今の馬場状況でGIともなれば、末脚のしっかりしたタイプを狙いたい」

 と、末脚のしっかりしたタイプの馬を狙っている様子。そこで今年の出走馬で、虎太郎氏が挙げていた「後方で脚をためている馬」を探してみると、前走でレース序盤に最後方から脚を使ったサトノガーネットやソフトフルートなどが該当しそう。

 両馬とも5番人気以下になることが予測され、穴の魅力がある1頭といえる。今週のエリザベス女王杯は、最後の直線ゴール前で一気に形勢逆転のシーンを期待して馬券を購入したいところだ。

netkeibaでは、エリザベス女王杯予想特集を公開中です。今回、話をうかがった5年連続プラス収支を継続中の馬場虎太郎氏や、秋華賞(◎ソフトフルート)、府中牝馬S(◎シャドウディーヴァ)など牝馬重賞で穴馬に印を打ってズバリ的中させているキムラヨウヘイ氏など、過去の傾向を信用しにくい今年のエリザベス女王杯で参考にしたいプロたちの予想が盛りだくさん。以下よりご覧いただき、ぜひ予想にお役立てください。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。