愛・タイガーロールが現役引退か グランドナショナル連覇の障害王者

2020年11月16日 11:30

 チェルトナム・ノヴェンバー開催初日の13日に行なわれたグレンファークラスH(芝30F37y=約6069m)に、18年・19年とG3グランドナショナル(芝34F74y=約6907m)を連覇している障害界のスーパースター・タイガーロール(セン10、父オーソライズド)が出走。だが、前半から行きっぷりが悪かったタイガーロールは、中団で競馬をした後、18号障害付近からずるずると後退。20号障害飛越後に競走を中止することになった。

 レース後、同馬を管理するゴードン・エリオット調教師は「ピークを過ぎたかもしれない」とコメントし、同馬の現役引退を馬主と協議することを明らかにしている。

 20年のグランドナショナルが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、歴史的3連覇に挑む機会を失ってしまったのがタイガーロールだ。7か月の休みをはさみ、今季初戦となったのが10月22日にナヴァンで行われた平地戦(芝14F)で、ここは9頭立ての6着でゴールインしていた。

 この敗戦を受け、大手ブックメーカーは一斉に、来年4月3日にエイントリーで行われるG3グランドナショナルの前売りリストから、タイガーロールを外している。

(文:合田直弘)

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