現地時間1日、シンガポール・クランジ競馬場で行われた7R(芝1200m)で、現地で開業している高岡秀行調教師の管理馬オプティマムノート(牝7)が優勝。同馬に騎乗した藤井勘一郎騎手は、シンガポール競馬初勝利となった。
藤井勘一郎騎手は中学校卒業後、オーストラリアに渡って現地の競馬学校に入学。卒業後にシンガポールでの修行を経て、豪州に戻りニューサウスウェールズ州、ニューサウスウェールズ州で見習い攻め馬手になる。現在はシドニー郊外のホークスベリーにあるN.メイフィールドスミス厩舎に所属。これまでに04年シドニー見習い騎手ランキングで2位につけるなど、豪州で100勝以上を挙げ活躍している。
勝ち馬のオプティマムノートは、父パークリージェント、母プロスジョイナー(その父ニシノスキー)という血統の日本産馬。2歳時に道営・ホッカイドウ競馬所属でデビューして1勝を挙げる。5戦した後に高岡厩舎の一期生としてシンガポールへ移籍。今回の勝利でシンガポール競馬8勝目を挙げた。通算成績52戦9勝(地方5戦1勝)。