5日に中山競馬場で行われるステイヤーズS(3歳上・GII・芝3600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のアドマイヤドン、ネオユニヴァースが続き、3回がエルコンドルパサーとなっている。
ディープインパクト産駒は「1-4-2-3」。昨年、延べ10頭目の出走でモンドインテロが勝利していたが、同馬は16年3着、18年3着、と好相性を示していたリピーターでもあった。ほか、ファタモルガーナが12年2着、14年2着、16年2着と複数年にわたって活躍している。今年はシルヴァンシャー、ボスジラ、メイショウテンゲン、ヘリファルテ(除外対象)の4頭が特別登録。
アドマイヤドン産駒は「3-1-0-0」。いずれもアルバートによる成績で、15〜17年に3連覇を達成。同馬は9歳となった今年も出走を予定しており、同一重賞4勝の偉業に挑むことになる。
ハーツクライ産駒は「0-2-0-4」。17年フェイムゲーム、18年アドマイヤエイカンの2頭が2着となっており、前者は東京芝3400mで行われるダイヤモンドSで3勝(14・15・18年)を挙げるなど名ステイヤーとして名を馳せていた。今年はアドマイヤアルバ、タイセイトレイル、ポンデザールの3頭が出走予定。
スウェプトオーヴァーボード産駒は「1-0-0-1」。2度の出走例は今年も参戦するリッジマンによる成績で、一昨年は1人気に応えて勝利していたものの、昨年は2人気ながら11着と見せ場なく敗れてしまった。高齢馬のリピーターも少なくないだけに、今年は捲土重来を期す構えだろう。