◆第45回
ジャパンC・G1(11月30日、東京・芝2400メートル)
ダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父
エピファネイア)が、ドバイ・シーマCに続いて
カランダガンを撃破する。昨年の日本ダービー馬で、今年は海外G1も制覇。着実に、トップホースへの道を歩んできた。戸崎は「総合力が高い」と評価する。
2走前のドバイ・シーマCは
カランダガンの他に、昨年覇者の
レベルスロマンスなど強豪が集った。リズム良く折り合い、中団から力強く抜け出して完勝。戸崎は「この馬の強さをかなり感じました。(レースで)集中していました」とたたえる。
G1連勝を狙ったインターナショナルSは5着に敗れたが、戸崎は悲観していない。レース前の
テンションが普段より高かったことが敗因で、「力を出し切れていない。ドバイとは全く違いました」と振り返る。
今回の
カランダガンの来日については「世界ランク1位の馬が出てくるので、盛り上がりますね」と歓迎する。「力的には劣っていないと思います。自信を持って臨みたいという気持ちはあります」。現役最強の刺客を、堂々と迎え撃つ。(水納 愛美)