先週の東京では出世レースが行われた。
23日の赤松賞(牝馬限定、1勝クラス)は、来春定年を迎える国枝栄厩舎の
ヒズマスターピース(牝2歳、父スクリーンヒーロー)が勝利。同厩舎と赤松賞の結びつきは深く、牝馬3冠馬
アパパネなどがここで勝利を収め、G1ウィナーへ上り詰めた。翌日の東スポ杯2歳S・G2を制した
パントルナイーフ(牡2歳、父
キズナ)は、21年の勝ち馬で顕彰馬になる
イクイノックスと同じ木村哲也厩舎&ルメールのコンビ。ともに美浦が誇るトップ厩舎から楽しみな馬が結果を残した。
新馬戦では美浦で期待の2年目トレーナーが活躍。牝馬2冠馬
エンブロイダリーを管理する森一誠厩舎は2頭が勝ち上がり。
ノーブルサヴェージ(牡2歳、父
リオンディーズ)は548キロの迫力ある馬体は見栄え十分。これだけの大型馬で初戦から動けた価値は大きい。
好位追走から危なげなく抜け出した
フェルミアーク(牝2歳、父
サートゥルナーリア)はセンスの良さが目立ち、マイルあたりの距離で活躍が見込めそう。
また、1月の京成杯を
ニシノエージェントで制した千葉直人厩舎は
フルミネブル(牡2歳、父
ポルトドーロ)がダートで勝利。タフな展開を押し切りポテンシャル、スタミナの両方を示しただけに、大井のダート3冠で走る姿を見てみたい。