【有馬記念予想】 腕の立つ騎手が活躍するとは限らない!? 「このレースが得意な騎手」から導く本命馬とは?/データ分析

2020年12月21日 18:03

引退レースを8馬身差で圧勝し、有終の美を飾ったオルフェーヴル。池添騎手は3歳時の有馬記念も同馬で制している(写真は13年有馬記念時、撮影:下野雄規)

 春のグランプリ宝塚記念を圧勝し、ここでも人気になるクロノジェネシスとのコンビで参戦するのは北村友一騎手。しかし、北村友一騎手は関西の騎手ということもあって、デビューから15年目の今年初めて有馬記念に騎乗するため、データがない。

 では、有馬記念と相性の良い騎手は誰なのかというと、まず取り上げられるのが過去10年間で3勝と相性抜群の池添騎手。オルフェーヴルで2勝、今年も出走予定のブラストワンピース(今回は横山武騎手が騎乗)で1勝を挙げている。

 10年以上前に遡るとドリームジャーニーでも勝利しており、当レース4勝で有馬記念最多優勝騎手となっている。グランプリ男・池添騎手が今年も大仕事をやってのけるのでは? という期待は膨らむが、同騎手は過去2着、3着には一度も来ておらず、1着か着外かというタイプ。データ的には連軸というよりは1着付けで買いたい騎手といえる。

 連軸に最適なのはルメール騎手。過去10年間の有馬記念における着度数は[1-4-0-4]で連対率55%という数字も物凄いが、クイーンズリング、オーシャンブルー、エイシンフラッシュといった人気薄の激走も演出しており、複勝回収率は驚異の200%超。ルメール騎手の複勝だけを過去10年間毎年買っていれば…と思ってしまう。

 ただし、上位騎手にとって有馬記念が簡単というわけではない。現在、全国リーディング2位につける川田騎手は有馬記念成績[0-0-0-6]と、まさかの複勝率0%。同3位の福永騎手も[0-0-1-8]で複勝率13%という成績。リーディング上位の騎手が人気馬に騎乗しているからといって、一筋縄ではいかないのがグランプリレースなのである。

騎手、持ち時計など、多種多様のデータを駆使して有馬記念をさまざまな角度から徹底分析! ここで取り上げた以外のデータも下記にて公開中! 有馬記念の馬券の検討に、ぜひともお役立てください。

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