【有馬記念予想】 人気薄激走馬の共通点は同じ中山コースでのGI実績にアリ! イチオシの“注目馬”とは?/JRAレース展望

2020年12月25日 18:33

一昨年、3歳馬ながら優勝し、不完全燃焼だったクラシックでの無念を晴らしたブラストワンピース。好相性の舞台で再び輝くことができるか?(撮影:下野雄規)

 グランプリ有馬記念は年間で最も馬券を売り上げるレースで、中央競馬のなかで最も大きなレース”といっても差し支えないでしょうが、ただし“中央競馬のなかで最高峰のレース”というわけではありません。

 今年も、芝GI歴代最多勝利記録を更新したアーモンドアイと無敗の3冠馬コントレイル&デアリングタクトが競演したジャパンCこそ最高峰のレースだったというべきで、それら現代競馬でトップオブトップに君臨する馬にとっては、東京の大レースと比べると紛れが生じる余地の大きい特殊なレース条件である有馬記念は敬遠しがちという実情があります。

 その紛れを生む要素として、「年末のタフな馬場適性」「コース適性」「非根幹距離適性」「余力の有無」「枠順の有利不利」などが挙げられますが、なかでも穴激走馬を生み出す最重視ポイントは「コース適性」であると見ています。

 過去10年で、7番人気以下の人気薄ながらも馬券内に食い込んだのは18年シュヴァルグラン、17年クイーンズリング、15年ゴールドアクター、14年トゥザワールド、12年オーシャンブルー、11年エイシンフラッシュ、11年トゥザグローリーの7頭。そのうちの4頭は、過去に中山コースでのGI好走実績の持ち主で、残る3頭はそもそも同GI出走歴自体がない馬でしたが、クイーンズリングは中山コース2戦2勝という実績の持ち主でした。

 今年の出走予定馬のなかで中山コースでのGI好走実績を持つのは、ペルシアンナイトとワールドプレミアとブラストワンピースの3頭です。

 ただし、ペルシアンナイトは3歳春に皐月賞好走して以降は当地で2戦して5着、5着と振るわずで、その後にマイルCSを3年連続好走している通り、本質は京都コース巧者です。

 ワールドプレミアも同様で、昨年の有馬記念は極端に展開に恵まれて3着に食い込んだだけの話で、本質は全3勝を挙げる京都コース巧者と見るのが妥当でしょう。

 残るブラストワンピースは2年前の有馬記念の覇者です。その後に中山コースでは1度だけ走ってAJCCを勝利しており、同コースでは2戦無敗と紛れもないコース巧者と見なせます。ここ2走は調整不足もあり大敗を喫していますが、久しく順調な調整過程を踏んでかつ順調なローテでレースに使える今回は、一発があっても驚けぬ1頭と見ています。
(文=キムラヨウヘイ)

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