森泰斗騎手を背に5つ目のタイトルを狙うグレンツェント(撮影:高橋正和)
2/11(祝・木)に船橋競馬場で行われる報知グランプリカップ。出走馬14頭中、昨年のこのレースの覇者サルサディオーネなど重賞勝ち馬が10頭と激戦必至のメンバー。なお、1・2着馬には3月17日のダイオライト記念、1〜3着馬に4月8日の京成盃グランドマイラーズ、さらに勝ち馬には5月5日のかしわ記念への優先出走権が与えられる。
■2/11(祝・木)報知グランプリカップ(4歳上・SIII・船橋ダ1800m)
グレンツェント(牡8、大井・藤田輝信厩舎)は、昨年は川崎マイラーズ、スパーキングサマーカップ制覇など、重賞は7戦して6度馬券貢献を果たして見せた。南関東移籍後は1600mを中心に使われているが、1800mの距離もJRA在籍時に16年レパードステークス、17年東海ステークスを制していることから対応可能。主戦・森泰斗騎手に戻って5つ目のタイトルを狙う。
コズミックフォース(牡6、大井・藤田輝信厩舎)は、デビューしたJRAでは2勝し、18年の日本ダービーで3着と健闘。昨年12月の転入初戦は1馬身差の2着だったが、続く前走の準重賞・チバテレ盃では好位から直線抜け出して快勝。移籍後はまだ底を見せていないだけに相手強化でもチャンスは十分にある。
サルサディオーネ(牝7、大井・堀千亜樹厩舎)は、JRAから昨年1月に大井に転入し、2戦目のこのレースを逃げ切って重賞初制覇。以降はマリーンカップ、クイーン賞と牝馬のダートグレードを2勝。今回、牡馬相手でもマイペースの逃げに持ち込めそうなメンバー構成だけに連覇も可能だ。
ブラヴール(牡4、船橋・佐藤裕太厩舎)は、昨年の京浜盃で重賞初制覇。その後は勝ち星を挙げられていないが、羽田盃で2着、ジャパンダートダービーでは地方馬最先着となる4着と健闘した。今回は相手も揃ったが、休み明けを叩いた上積みも見込めることから、持ち味の決め手を生かせば上位食い込みは可能だろう。
他にも、昨年の黒潮盃を制したインペリシャブル(牡4、川崎・高月賢一厩舎)、昨年の羽田盃馬ゴールドホイヤー(牡4、川崎・岩本洋厩舎)、同型の逃げ馬との兼ね合い次第ではリンゾウチャネル(牡5、船橋・矢野義幸厩舎)らも上位を狙う。
発走は19時15分。