1936年、すなわち戦前の昭和11年に創設された伝統の一戦。現在は大阪杯などの前哨戦と位置付けられているレースです。現役調教師の通算成績を見ると、音無秀孝調教師、畠山吉宏調教師、堀宣行調教師、宗像義忠調教師が各2勝をマークしています。
今年は、今年度JRAリーディング7位(着度数順、2月21日終了時点。以下同)、昨年度JRAリーディング1位の矢作芳人厩舎からパンサラッサが、今年度17位、昨年度3位の堀宣行厩舎からヒシイグアスが、今年度2位、昨年度4位の安田隆行厩舎からケイデンスコールがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、その中から特に注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、前走の日経新春杯で3着に食い込んだクラージュゲリエ、昨年の重賞で2勝をマークしているバビット、3連勝で今年の中山金杯を制したヒシイグアスなどに人気が集まりそう。その中から本稿では、バビットの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:バビット
■調教師:浜田多実雄
■騎手:内田博
■間隔:中8週
■場所:×
■条件:▲
■ローテ:×
■騎手:×
【注目馬解説(記事本文より)】
浜田多実雄調教師は中山のレースで複勝率13.3%、複勝回収値30円。福島などの得意コースと比べるとやや苦戦していた。また、9週以上(中8週以上)のレースは複勝率11.6%、複勝回収値73円。注目を集めてしまいそうな今回よりも、さらに良化してきそうな次走以降のレースで高く評価した方がよさそうだ。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開。また、上記以外にも3頭の注目馬解説を収録しました。予想バイブル「厩舎必勝パターン」記事本文は以下よりご覧いただけます。