巻き返しが期待されるダイメイフジ(ユーザー提供:vodkaさん)
高松宮記念の前哨戦。シルクロードSはハンデ戦で、阪急杯は距離が1400mなので、唯一1200mの別定戦であることがこのレースの特徴となっている。ショウナンアンセム、ナックビーナス、アルビアーノ、ハクサンムーンなど、ここをステップにして高松宮記念で3着以内に好走した馬は少なくない。
1.大型馬が優勢
過去10年、馬体重が479kg以下だった馬は[2-1-3-51]で複勝率10.5%と不振ぎみ。対して、馬体重500kg以上の馬は[4-7-7-34]で複勝率34.6%。大型馬が優勢の一戦。
2.同条件の実績
過去10年で連対した延べ20頭中、15頭にはそれ以前に同条件のオープンか3勝クラス(1600万下)で連対した実績があった。中山芝1200mは巧拙が問われやすい特殊な条件で、ナックビーナス、ハクサンムーン、サクラゴスペル、ダッシャーゴーゴーなどリピーターの活躍も多い。
2.逃げ切りは難しい
スピード優先のスプリント戦だが、直線に急坂が控える中山コースでは事情が異なる。過去10年間で逃げて連対したのは、GI級のスピードを持つモズスーパーフレアとハクサンムーンの2頭だけ。さすがに後方一気は決まりにくいが、追ってからの味は求められる。
ダイメイフジは2018・19年の本レースで3着するなどコース実績は十分。近走はムラがあるが、昨年の函館スプリントSで2着、1月に同条件のカーバンクルSで2着と、まだやれるところは見せている。カーバンクルSと同じ田辺裕信騎手とのコンビに戻るのもプラスと見て、巻き返しを期待する。