現地時間29日、30日の両日、ニュージーランド・カラカで行われたニュージーランドブラッドストック・プレミアイヤリングセールにて、日本のノーザンファームが、ジャングルポケット産駒のハロードーリーの05(牡2)を36万ドル(約3000万円)で落札するなど、日本人関係者が多くの馬を落札した。
同セールには8頭のジャングルポケット産駒が上場され、6頭が落札。6頭中最高価格となったハロードーリー Hello Dollyの05(母の父Mi Preferido)は、05年10月30日、新国生まれの栗毛馬。母がキャプテンクックS(豪G1・芝1600m)の勝ち馬という良血。
ノーザンファームでは他にも、母がマタマタブリーダーズS(新G2・芝1200m)の勝ち馬というロドールマジック Lodore Magicの05(牝2、父Redoute's Choice)を45万ドル(約3800万円)で、キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)勝ち馬ゴーラン Golanの産駒リーウ Leeuの05(牝2)を15万ドル(約1300万円)でと、計3頭を落札している。
他の日本関連馬では、バイオマスター(朝日杯3歳S-GI・3着)の姪にあたるガッド Garddの05(牝2、父Montjeu)を社台コーポレーションが85000ドル(約700万円)で、母が日本産馬(不出走)で、母の父にサンデーサイレンスを持つラブコネクションの05(牝2、父Pins)を同じく社台コーポレーションが22万ドル(約1850万円)で落札している。
日本では近年、キンシャサノキセキ(NHKマイルC-GI・3着、父フジキセキ)、コスモシンドラー(阪急杯-GIII・2着、父Green Desert)など、南半球生まれの馬が活躍しており、これらの馬の動向が注目される。