【阪神スプリングジャンプ予想】メイショウダッサイ、勝って堂々中山グランドジャンプへ

2021年03月13日 06:05

昨年の中山大障害覇者・メイショウダッサイ(撮影:下野雄規)

 中山グランドジャンプへの重要な前哨戦という位置づけのレース。特別に難易度の高い障害はないが、3900mという距離は、障害重賞の中では中山グランドジャンプ、中山大障害、京都ハイジャンプに次ぐものでスタミナと底力を問われるレースだ。過去10年間で、このレースをステップに本番へ挑んだ馬は1着4頭2着6頭3着4頭。見逃せないレースだ。

 ◎メイショウダッサイは昨年の中山大障害優勝馬で、JRA賞最優秀障害馬。昨年は4回競馬を使って3勝2着1回。オジュウチョウサン以外に先着を許しておらず、いまや現役を代表する名ジャンパーに成長している。今回、他馬よりも2キロ以上重い62キロでの出走となるが、中山大障害出走当時は、63キロを背負っており、斤量そのものに不安はない。あえて不安点を探れば阪神コースが2度目という部分かもしれないが、障害未勝利戦を勝ち上がった直後の重賞挑戦で3着しているくらいだから、苦にしたわけでもない。勝って堂々と本番へと駒を進めてほしい。

 ○サトノエメラルドは一昨年の阪神ジャンプS3着馬。途中、平地競走に戻って1勝クラスを勝ち上がるなど、障害馬としてのキャリアはまだ浅いものの小倉競馬場での障害オープンをレコード勝ちするなど素質の片鱗を見せている。前走は、さらに早いペースに戸惑ったような印象だが、レースキャリアを積むごとに障害飛越もうまくなっており、豊かな将来性を感じさせる1頭だ。今回は回避後の1戦となるが、坂路でしっかりと乗り込まれており息さえ持てば好レースになるはずだ。

 明け4歳馬▲スマートアペックスは、まだキャリア不足の面は否めないが、障害転向後8戦して3勝2着3回。飛越は安定しており、スタミナもありそうだ。今回の結果次第では中山グランドジャンプでも無視できない存在になりそうだ。

 やや決め手に甘いところがあるも堅実な△シンキングダンサーの前走は、相手も強かったが、最終障害手前までレースを引っ張り続けて内容のあるレースだった。最後はバテてしまったが、積極的に勝ちに行った結果ゆえに責められない。今回は持ち前の堅実性を生かせそうだ。

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