香港の英雄、サイレントウィットネス引退へ

2007年02月03日 12:00

 05年スプリンターズS(GI)などを制したサイレントウィットネス(セン8、香・A.クルーズ厩舎)が、後脚関節の状態が悪化しているため、4日に香・シャティン競馬場で行われるセンテナリースプリントC(3歳上、香G1・芝1000m)を最後に現役を引退することになった。今後は、生まれ故郷のオーストラリアで余生を送る予定。

 サイレントウィットネスは、父El Moxie(その父Conquistador Cielo)、母Jade Tiara(その父Bureaucracy)という血統の豪国産馬。デビューから17連勝で03、04年香港スプリント(香G1)連覇、香港短距離3冠レース完全制覇など数々の偉業を達成。05年安田記念(GI)で初来日し3着に敗れたが、続くスプリンターズS(GI)で快勝。その後勝ち鞍はないが、昨年12月の香港スプリント(香G1)では2着と好走している。前走は1月1日のチャイニーズクラブチャレンジC(香・芝1400m)で7着だった。通算成績28戦18勝。03年/04年、04年/05年の香港年度代表馬に輝いている。

 今後は、豪・メルボルン郊外にあるリヴィングレジェンドで余生を送る予定。同場は、90年ジャパンC(GI)を勝ったベタールースンアップ Better Loosen Up(セン22)、98年コックスプレート(豪G1)などを勝ったマイトアンドパワー Might and Power(セン14)、96年メルボルンC(豪G1)を勝ったセイントリー Saintly(セン15)など多くの名馬が余生を送っている。

 なお、センテナリースプリントCには昨年の香港スプリント(香G1)覇者アブソリュートチャンピオン Absolute Championも出走を予定している。

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