【スプリングS展望】クラシックに向けた重要な一戦、あの馬に期待したい

2021年03月18日 12:00

前走鋭く伸びて快勝したヴェイルネビュラに注目したい(撮影:下野雄規)

 過去10年の勝ち馬から、11年のオルフェーヴル、13年のロゴタイプ、15年のキタサンブラックの3頭がクラシック勝ち馬になっている。敗れた馬の中からも18年はエポカドーロが皐月賞を勝利し、19年はロジャーバローズがダービーを制した。クラシックを占う上で非常に重要な一戦。

1.逃げは苦戦気味

 阪神開催だった11年を除く過去9年、4角1番手から押し切ったのは15年のキタサンブラックのみ。3着以内で見ても、キタサンブラック以外では16年2着のマイネルハニーしかいない。逃げて押し切るのは難しく、直線での脚が求められるレース。

2.大型馬のパワーが活きる

 14年と15年はいずれも馬体重500kgオーバーの馬がワンツー。17年はメンバー中最高馬体重の504kgだったプラチナヴォイスが6番人気で3着して、19年は524kgのディキシーナイトが7番人気で3着、昨年は490kg以上の馬が3着以内を独占した。パワー豊富な大型馬に注目したい。

3.凡走からの巻き返しは滅多にない

 過去9年、前走で5着以下だった馬は[0-0-0-31]。対して、前走1着だった馬は[6-6-4-37]で複勝率30.2%。ここで変わり身を見せてくるケースは滅多になく、前走勝ってきた馬が中心になる。

 ヴェイルネビュラは前走のジュニアCで鋭く伸びて快勝。まだ緩さはあるが、デビュー時から比べて成長を感じさせる走りだった。新馬戦で1800mを経験しており今回の距離延長はこなせると見る。また戸崎圭太騎手の継続騎乗も心強く、勝ち負けを期待したい。

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