28日、中京競馬場で行われた高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)は、中団でレースを進めた川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンスマッシュ(牡6、栗東・安田隆行厩舎)が、直線で馬群を割って、外の1番人気レシステンシア(牝4、栗東・松下武士厩舎)との叩き合いを制し優勝した。勝ちタイムは1分9秒2(重)。
レシステンシアはクビ差で2着。さらにクビ差の3着に3番人気インディチャンプ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)が入った。
勝ったダノンスマッシュは、父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット、その父Hard Spunという血統。一昨年4着、昨年10着の悔しさを晴らし、悲願の国内GI初制覇を果たした。GIは昨年の香港スプリントに続く連勝&2勝目で、父ロードカナロアとの父子制覇も達成した。また、鞍上の川田将雅騎手はこれがJRA重賞通算100勝目となった。
【川田将雅騎手のコメント】
昨年末に香港でGIを勝ちましたが、国内で(GIを)勝つことができていなかったので、ここでタイトルを重ねることができて良かったなと思います。
雨がとても大きなポイントになるところだったので、あえて何も考えず馬の走りたいように走ってこようと選択しました。(道中の)並び的にも結果としてちょうど良くなりましたし、目の前にレシステンシアがいて良いリズムで運ぶことができたと思います。
4コーナーの手応えも抜群に良かったですし、直線で道ができてからはレシステンシアと長く競り合う形になりましたが、最後まで意地を見せて勝ち切ってくれました。
昨年は申し訳ない結果になってしまいましたが、1年経ってGI馬としてここに戻ってきて結果が出たことをありがたく思います。
<高松宮記念ダイジェスト>
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