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【大阪杯】グランアレグリア“二千仕様”ルメール「彼女は自分の仕事を分かっている」

2021年04月01日 07:00

 3頭併せで負荷をかけられたグランアレグリア(左)=撮影・園田高夫

 「大阪杯・G1」(4日、阪神)

 目下G1・3連勝中のグランアレグリアは31日、美浦Wで申し分のない動きを披露。折り合いを重視した内容で、切れのある脚さばきをアピールした。84年のグレード制導入後、1200メートル、1600メートル、2000メートルのG1を制した馬は皆無。昨年の最優秀短距離馬が偉大な記録に挑む。

 20年安田記念-スプリンターズS-マイルCSと3連勝中のグランアレグリアは、美浦Wで3頭併せ。ルヴォルグ(5歳3勝クラス)とアルファウェーブ(4歳1勝クラス)を6Fで追走し、4角で内に潜り込んで併入。リズムを重視した内容で6F81秒4-39秒0-12秒7を記録した。

 文句なしの走りに、騎乗したルメールは「一生懸命に走るところはあったけど、3、4角で我慢することができたし、レースごとに乗りやすくなっている。今の彼女は、自分の仕事を分かっていますね」と評価する。若い頃に見せた、がむしゃらな姿はすっかり影を潜めた。

 前走のマイルCSは好位からスムーズな競馬でV。昨秋から精神面の成長は見られるものの、今回は初の2000メートル戦だけに、この中間は向正面であえて後ろから僚馬がかわし、そこから我慢させる調教を施した。藤沢和師は「今は後ろにいても追い越されても、穏やかに走れるようになった」と目を細める。初距離への対策も抜かりはない。

 3冠馬コントレイルを打ち倒し、1200メートル、1600メートル、2000メートルの3階級制覇でG1・5勝馬へ。鞍上は「大きな挑戦です」と武者震いだ。「阪神内回りの二千はスピードも必要なので、コースは合うと思います」。アーモンドアイすら切って捨てた天才牝馬にとって、決して高い壁ではないだろう。思いのほかあっさりクリアするシーンが見られるかもしれない。

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