【大阪杯】岩田望“花の35期生”G1制覇一番乗り狙う アドマイヤビルゴで一発だ

2021年04月02日 06:01

 金星を狙う岩田望とアドマイヤビルゴ(撮影・石湯恒介)

 「大阪杯・G1」(4日、阪神)

 デビュー3年目の岩田望来騎手(20)=栗東・藤原英=が、大阪杯でのビッグタイトル奪取に燃えている。コンビを組むのはディープインパクト産駒の良血馬アドマイヤビルゴで、主戦・武豊の負傷により出番が回ってきた。非凡な素質を秘めるパートナーを堂々とエスコートし、“花の35期生”でのG1制覇一番乗りを狙う。

 先週4勝を挙げ、全国リーディング9位につける好調・岩田望に好機到来だ。17年セレクトセールの当歳部門で5億8000万円(税抜き)の値がついたアドマイヤビルゴでG1制覇に挑む。

 もともとは武豊が騎乗予定だったが、3月20日の阪神10Rで、ゲート内で馬が暴れた際に右足甲を骨折。急きょピンチヒッターを務めることになり、初めてまたがったのは2週前追い切り。「最初に乗った時、さすがこの値段の馬だなと思いました」と、ファーストコンタクトで早くも非凡な能力を感じ取った。水曜の最終リハでも状態を確かめ、好感触を得た。

 競馬学校騎手課程35期生の同期では、斎藤(20年CBC賞ラブカンプー)、団野(21年日経新春杯ショウリュウイクゾ)、菅原明(21年東京新聞杯カラテ)と続々と重賞ウイナーが誕生。ここまで同期の中では勝利数トップの岩田望だが、重賞では2着4回となかなかタイトルに手が届かないだけに、早く肩を並べたいところだ。

 「重賞も最初は参加するだけだったけど、乗っていくうちに“一発穴をあけよう”という思いが大きくなっています」と力強い。3冠馬3頭の激突となった20年のジャパンCも、パフォーマプロミス(11着)で参戦。着実に積み重ねてきた経験が、その積極性に結びついている。

 「今週はさらに気合乗りが良くなっています。相手はそろいましたが、チャンスのある一頭だと思います」と、強豪にひと泡吹かせられる存在ということは自覚済みだ。「同期では一番乗りのG1勝ちを」。良血馬を導き、次代を担う世代の一番星をつかんでみせる。

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