【桜花賞予想】ソダシの白毛初となるクラシック制覇を阻むのは、“怪物”改め、やんちゃ娘/JRA重賞レース展望

2021年04月11日 06:05

レース前は落ち着いていたメイケイエールだが、ゲートが開くとスイッチオン。それでも5ハロン標過ぎで先頭に立つと嘘のように折り合い、消耗をものともせずに1着確保(C)netkeiba.com

 昨年の阪神JFを制し無敗の2歳女王となったソダシが、白毛馬初のクラシック制覇を達成できるかに注目が集まっている今年の「桜花賞(GI)」。そのソダシと阪神FSでクビ差2着となったサトノレイナスの2頭が人気の中心になっています。
 
 人気決着の傾向にある桜花賞ですが、毎年のように下位人気の激走が馬券に入ってきており、万馬券にならなかったのは過去10年で3回だけと、馬券的な妙味も期待できるGIとなっています。その中で鍵の1つとなりそうなのは、雨の大阪杯でもキーとなった馬場でしょう。今週から仮柵が設置されAコースからBコースに変更となるのは必ず注意すべきポイントです。

 netkeibaの膨大なデータを学習させているAI。レースのペースを予測し、各馬の脚質・各馬の最終走破タイムを算出し、走破タイムの速い順に印を打ちます。今週もオリジナルのビッグデータを活用したAI予想から、激走注目馬を紹介します。

 週頭にはエンスージアズムをnetkeibaAIの大穴本命候補としてピックアップしましたが、調教や枠順、馬場など週中の情報を追加した上で、今回netkeibaのAIが弾き出した注目馬は、トライアルのチューリップ賞で同着1着を確保したメイケイエールでした。

【netkeibaAIの注目馬】
馬名:メイケイエール
鞍上:横山典
予測ペース:平均(遅)ペース
予測脚質:差
指数:69.33 (全18頭中1位)

 前走のチューリップ賞は前半に折り合いを欠き、道中かなり体力を消耗していたため直線の手応えは微妙。それでも、粘って1着同着を確保したところにまず自力を感じます。またソダシやサトノレイナスに後塵を拝した阪神JFでも、同様に折り合いを欠いて4着、さらに前々走ファンタジーSも前半掛かりながらレコード勝ち。

 チューリップ賞のレース後には、鞍上の武豊騎手も「まったく抑えが利かなかったです。格好悪い勝ち方でした。それでも勝ったあたりは地力の高さですね」というコメントも、今回AIの予想した指数ランクで、2番手に9ポイントと本稿を取り上げて以来、最大の差が開いたことを裏付けています。

 当然、今回は折り合えるのかというところがポイントになります。まず鞍上ですが、その武豊騎手の負傷で横山典弘騎手への乗り変わりとなります。横山典弘騎手は8大競走のうち桜花賞のみ勝っておらず、最高3着。ココは無理に折り合おうとせず、ハナを切ってしまう戦略も大いにあるとみます。アエロリット、セイウンスカイ、イングランディーレのように逃げ馬に乗せたらとくに怖い同騎手ならばこそ、8大競走制覇の可能性も十分でしょう。

 父ミッキーアイルはNHKマイルCを含めて逃げて5連勝。“怪物”と呼んでは乙女に失礼、常識外れのやんちゃ娘が、春のこの時期、父同様にスピードを見せて押し切ってしまう姿に期待です。

 新たなデータを取り込むたびに学習し、回収率が向上しているnetkeibaオリジナルAI。その他の馬を含めた全順位付け、解説はウマい馬券で公開中です!

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