昨年9月から7か月かけて、北米のみならず欧州、日本、ドバイでも行われてきた、ケンタッキーダービーの出走枠を巡るポイント指定競走が、10日にキーンランドで行われたG3レキシントンSと、同日に
オークローンパークで行われたG1アーカンソーダービーをもって、予定されていた46競走をすべて終了した。
ポイント首位は、G1BCジュヴェ
ナイル(d8.5F)1着、G2ブルーグラスS(d9F)1着などで140ポイントを獲得した
エッセンシャルクオリティ(牡3、父タピット)だった。
ケンタッキーダービーのフルゲートは20頭で、40ポイントを獲得している5頭までが出走圏内にいて、ポイント上位馬から回避する馬が出て来ないと36ポイントで21位の
プロクシー(牡3、父タピット)が、現段階では補欠の1番手となっている。
その
プロクシーは、10日のG3レキシントンSで2番人気を裏切り4着に敗れた後、陣営はダービー参戦に否定的であることを表明。さらに、60ポイントを獲得して11位のウェイバーン(牡3、父パイオニアオヴザ
ナイル)も、ダービーを回避してG1ベルモントSを目標とする模様で、最終的には30ポイントあたりが、今年のケンタッキーダービー出走へのカッ
トラインになりそうである。
(文:合田直弘)