11日、京都競馬場で行われた6R・3歳新馬(芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の3番人気パッションレッド(牝3、栗東・松田博資厩舎)が中団追走から、逃げ込みを図る2番人気ショウナンナイトを鋭い末脚で交わし、1.1/4馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分39秒3(良)。オレハマッテルゼの半弟で1番人気に推されたエノクは外から差を詰めたが、さらに3/4差の3着に終わった。
勝ったパッションレッドは父アグネスタキオン、母は99年富士S(GIII)、00年中山牝馬S(GIII)に勝ち、99年NHKマイルC(GI)で3着したレッドチリペッパー(その父Unbridled)という血統。母の仔はホワイトペッパー(牝5、父サンデーサイレンス)、バーニングレッド(牝4、父アグネスタキオン)に続く3頭目。いずれも現役馬で、同厩舎から勝ち上がっている。なお、現2歳にも全弟がいる。