5月1日に東京競馬場で行われる青葉賞(3歳・GII・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる11回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のハーツクライ、ゼンノロブロイが続き、2回がキングカメハメハ、ステイゴールドとなっている。
ハーツクライ産駒は[2-0-1-10]。勝利数ではディープインパクトに次ぐ2勝を挙げており、11年ウインバリアシオン、18年ゴーフォザサミット、ともに6人気で勝利していたように馬券妙味も申し分ない。同産駒からはグレアリングアイが出走を予定している。
ルーラーシップ産駒は[1-0-0-4]。一挙4頭が出走した19年に5人気のリオンリオンが勝利し、4着にも6人気のキタサンバルカンが入線していた。なお、下級条件を含めたコース成績では勝率でディープインパクトやハーツクライを上回り、延べ50頭以上出走例のある種牡馬のなかでも勝率および連対率で最高値を記録している。今年はワンダフルタウンが登録している。
初出走となるドゥラメンテ産駒は上位人気と目されるキングストンボーイほか、スワーヴエルメ、レインフロムヘヴン、レンツシュピッツェ、ワンデイモアが特別登録。新種牡馬ということでデータでは強調できないが、ドゥラメンテは好相性を示すルーラーシップの甥にあたり、19年青葉賞では従弟のランフォザローゼスも2着と好走している。血統背景を踏まえれば、注目に値する種牡馬と言えるだろう。
オルフェーヴル産駒は[1-0-0-3]。出走した4頭のうち3頭が2ケタ人気かつ2ケタ着順となるが、残る1頭が昨年に3人気で勝利したオーソリティとなる。なお、同産駒は当該コースの重賞で[1-1-1-6]という成績を残しており、3着以内に好走した3頭が2〜4人気、4着以下の6頭が10人気以下だった。同産駒からはゲヴィナーが該当している。