【天皇賞(春)予想】裏切り馬が一転、本命最有力に!? さらに一変の可能性十分の狙い目穴馬も

2021年05月01日 18:30

前走の阪神大賞典では1人気を裏切る7着。ただ馬場の影響が大きかった様子で、折り合いさえつけば、人気も落ちる今回は狙い目か(撮影:下野雄規)

 展開予想はややスローペースと予測。ジャコマルとディアスティマがハナを主張しそうなメンバー構成で、テンのスピードと行く気を踏まえると前者が強引に出していく競馬に。週半ばと土曜日の雨の影響は大きくありそうであるが、当日は晴れ予報で今の高速馬場を加味してもそこそこ時計は出そう。直線短い3200mのレースだけに後ろすぎるとかなり苦しい一戦で、好位勢の馬がかなり有利の競馬になりそうだ。

 Vポジション候補は、 開催進んでいく中でも内回りコースはどうしても内目が有利の馬場なので、『逃げ馬と先行馬、ロスなく運ぶ差し馬』としておきたい。主に有力馬で該当するのは、アリストテレス、カレンブーケドール、ワールドプレミアとなりそうだ。

【有力馬解説】

 まずはディープボンドから。前走は相手関係や馬場などにかなり恵まれたことを差し引いても、高い長距離適性を発揮するレースでそれなりに評価できる走りであった。ただ、今回は外目の枠を引いた上に相手関係が急激に強くなる印象で、時計が出る馬場でどこまで戦えるか。ここは人気先行気味の評価を踏まえても、相手の1頭までに留めるのが妥当だろう。

 次にワールドプレミア。前走はかなりのハンデがある中での3着で、やはり外を回る競馬がもっとも力を出せるタイプである。また3200mへの距離延長も大幅プラスで、内目でグッと我慢して3〜4コーナーで外にスッと出せれば差し切る力は十分にある。ポイントはテン乗りの福永騎手との相性となりそうで、その辺りは当日の馬場状況や時計の掛かり具合で決まりそうである。

 アリストテレスの前走は明確な敗因のあるレースで、実力云々と言うよりも馬場などが大きく影響する敗戦であった。今回雨上がりの馬場でも高速気味ならば巻き返しがありそうで、前目の内から押し切る姿も容易に想像できる。人気もそこそこ落ちそうなここは格好の狙い目で、本命最有力候補の1頭として取り上げたい。

 昨年の有馬記念で大敗後、ダイヤモンドS2着のオーソリティ。前走は距離云々よりも最後の最後に終いが甘くなるレースで、決して力負けとは言い難い2着であった。ただ、中山で崩れることが多いように直線が短いコースとの相性は正直言って微妙な印象で、ベストは東京の上がり勝負である。さらに大外枠というかなり厳しい条件になったので、印の打ち方も非常に難しいと言えるだろう。

【オススメの穴馬】

 日経賞5着のジャコマル。正直GIのメンバー構成では力負けとしか言いようがないが、距離延長で単騎逃げに持ち込めば一変の余地も十分。今の適度に雨が降った馬場と内目が良いトラックバイアスならば残る可能性も存分に考えられそう。一発あるならば先行馬がそのままのレースで、横山和騎手の積極的な競馬を期待したいところだ。

 枠でかなり明暗が分かれた印象で、上位人気馬の中でも恵まれた馬とそうでない馬がハッキリしたので上手く取捨選択したいところ。また、ジャコマルなど先行馬に穴馬が揃っているので、その辺りを混ぜながら高配当を狙いたい。

 ここから5月はGI続きで、その最初のGIだけにしっかり当てて良い勢いを作りたいところ。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして良い流れを掴んで欲しい。
(文=倉本匠馬)

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