同じ勝負服2頭の接戦をシュネルマイスター(写真右)がハナ差制した(撮影:下野雄規)
9日、東京競馬場で行われたNHKマイルカップ(3歳・GI・芝1600m)は、中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の2番人気
シュネルマイスター(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線で脚を伸ばして、先に抜け出した7番人気
ソングライン(牝3、美浦・林徹厩舎)をゴール寸前で差し切り優勝した。勝ちタイムは1分31秒6(良)。
ソングラインはハナ差で2着。さらに2.1/2馬身差の3着に1番人気
グレナディアガーズ(牡3、栗東・中内田充正厩舎)が入った。
※データは注記のあるものを除き1986年以降、JRAのみ。
【豆知識】
◆外国産馬のNHKマイルC制覇は2001年のクロフネ以来20年ぶり。創設初年度の1996年(タイキフォーチュン)から2001年までは、外国産馬が6連覇していた。
◆ドイツ産馬のJRA重賞制覇は1995年
ジャパンCのランド以来、26年ぶり2回目。日本調教馬では初勝利。
◆欧州産馬のJRAGI制覇は2005年安田記念のアサクサデンエン(イギリス産)以来、16年ぶり。
◆馬主『サンデーレーシング』のJRAGI・3着内独占は、2012年
ジャパンC(
ジェンティルドンナ、
オルフェーヴル、
ルーラーシップ)以来、9年ぶり2回目。
◆手塚貴久厩舎はJRAGI・7勝目でいずれも外国人騎手が騎乗。近4回の鞍上はC.ルメール騎手で、同騎手騎乗時の厩舎GI成績は[4-0-2-1]。
◆勝ちタイム1分31秒6は2010年
ダノンシャンティの1分31秒4に次ぎ、レース史上2位。