しらさぎ賞を勝利した小久保師(写真左)と本橋騎手(写真右)(撮影:高橋正和)
12日、浦和競馬場で行われた第59回しらさぎ賞(4歳上・牝・重賞・ダ1400m・1着賞金1200万円)は、中団前目でレースを進めた本橋孝太騎手騎乗の1番人気ダノンレジーナ(牝5、浦和・小久保智厩舎)が最後の直線で脚を伸ばすと、大外から急追する8番人気ルイドフィーネ(牝4、川崎・内田勝義厩舎)をハナ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分27秒3(良)。
【本橋孝太騎手】
この馬は本当に競馬が上手いので、自信を持って競馬に臨めます。斤量は前回も56キロだったので、(57キロは)さほど心配はしていなかったです。
いつも通り、抜群のスタートを決めてくれました。前目で折り合い重視で、レースは流れたので前を追いかけすぎず、冷静にいこうと言い聞かせていました。浦和コースなので、閉じ込められたりしないように無難に立ち回らないと、と思い、早めに動きました。ゴールでは負けたかなと思ったんですけど、踏ん張ってくれてクビを伸ばしてくれたレジーナのお陰です。
(コロナの新規感染者も)まだまだ増え続けているので、なかなかお客さまを入れることは難しいと思うんですけど、解禁されたら、本場でたっぷり応援していただけたらと思います。
【小久保智調教師】
(中間は)カリカリするところもなく、落ち着いた様子でした。本橋君も言っていた通り、包まれないような展開だったらいいなと思っていました。
前回の1400mを使ったのが影響したのか、掛かったような感じになって、終いに影響したのかなと思いました。この馬の魅力は、やはりスピード。ヨーイドンで走ったときの速さは、他の子には負けないと思います。目標としているところが距離が短めなので、(次走は)よく考えてから決めていきたいと思います。
一日でも早く、皆さんの歓声の前で競馬ができる日を待っています。
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)