23日、名古屋競馬場で行われた梅見月杯(4歳上、ダート1800m、1着賞金300万円)は、吉田稔騎手騎乗の3番人気
ムーンバレイ(牡6、愛知・角田輝也厩舎)が、スタートから先手を奪うと、4角で一度は2番人気・兵庫の
チャンストウライに並ばれたものの、直線で再び同馬を突き放し、1.1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分56秒3(稍重)。さらに6馬身差の3着に4番人気
ウイニングウインドが入った。1番人気・金沢の
ビッグドンは4着。
勝った
ムーンバレイは、父フォーティナイナー、母クリスザレディー(その父Kris)という血統。半兄に01年富士S(GIII)を勝ったクリスザブレイヴ(父ノーザンテースト)がいる。03年9月に栗東・安藤正敏厩舎からデビューし、7戦1勝の成績を残して05年3月に愛知・角田輝也厩舎に移籍し、3連勝を挙げた。その後、美浦・秋山雅一厩舎に移籍し、1戦した後に06年2月に再度現厩舎に転厩。その後は圧勝劇を続け、14連勝を挙げる活躍を見せた。重賞初挑戦となった昨年の名古屋グランプリ(交流GII-8着)で連勝はストップ。前々走の名古屋記念、前走のマイル争覇ではともに1番人気に推されるも2着に惜敗しており、今回が重賞初制覇となった。通算成績29戦19勝(うちJRA7戦1勝、重賞1勝)。なお同馬には3月28日に行われる名古屋大賞典(交流GIII)への優先出走権が与えられる。