現地時間4日、イギリスのエプソム競馬場でG1・コロネーションカップ(4歳上・芝2410m・6頭立て)が行われた。
道中は2番手を進んだ5番人気パイルドライバー(Pyledriver、牡4、M.ドワイヤー騎手)が、最後の直線を前に逃げ馬をかわして先頭へ。
最後方から進んだ1番人気アルアージー(牡4、J.クローリー騎手)が直線で鋭く脚を伸ばし差し切るかとも思われたが、パイルドライバーがこれを差し返し、激しい追い比べをクビ差制した。勝ちタイムは2分42秒23(稍重)。
キーファーズの松島正昭代表の共同所有馬で2番人気のジャパン(牡5、R.ムーア騎手)は、アルアージーから7馬身離された3着だった。
パイルドライバーは、父がトライマイベスト系のHarbour Watch、母La Pyle、母の父Le Havreという血統。
通算成績は12戦5勝。重賞は昨年のキングエドワード7世S(英G2)、グレートヴォルティジュールS(英G2)に続く3勝目。G1は同年セントレジャーの3着が最高で、管理するイギリスのG.ミューア&C.グラシック調教師にとってもG1初制覇。
鞍上のM.ドワイヤー騎手にとっても、2011年の伊グランクリテリウム(優勝馬ナヤラ)以来のG1制覇。英G1は2006年ダービー(優勝馬サーパーシー)以来の戴冠となった。