25日、阪神競馬場で行われた2R・3歳未勝利(ダート1200m)は、古川吉洋騎手騎乗の9番人気(単勝46.8倍)オネストジョン(牡3、栗東・山本正司厩舎)が2番手追走から、逃げ粘る3番人気テーオーギャングとの叩き合いを3/4馬身差制して優勝した。勝ちタイムは1分12秒9(良)。この勝利がエイシンダンカーク産駒のJRA初勝利となった。
勝ったオネストジョンは父エイシンダンカーク、母はJRA3勝のハウンドトゥース(その父トウホーカムリ)という血統。06年12月のデビューから4戦目で初勝利となった。通算成績4戦1勝。
同馬の父エイシンダンカークは父Mr.Prospector、母は87年愛1000ギニー(愛G1)を制したForest Flower(その父Green Forest)という血統の米国産馬。従弟に00年ブルーグラスS(米G1)など米G1・3勝のHigh Yieldがおり、血統を買われ種牡馬入りしている。現役時はダート短距離の条件戦を中心に走り、通算13戦3勝の成績を残している。
現3歳が初年度産駒で、5頭が血統登録、本馬を含めた4頭が競走馬登録されており、地方ではエーシンスウォード(牝3、笠松・伊藤強一厩舎)が11月の札幌で勝ち上がっている。
なお、オネストジョンを管理する山本正司調教師は、2月28日付けで現役を引退する予定で、残り3レースを残しJRA通算554勝目。25日の阪神4R終了後に調教師引退式が行われる。また、母ハウンドトゥース、母父トウホーカムリも山本調教師の管理馬だった。