25日、中山、阪神開催が行われ、28日付で引退する調教師8名がJRAでの最後のレースを終えた。
湯浅三郎調教師は、最終週に8頭を出走させ、最後の重賞出走となった阪急杯(GIII)を4番人気エイシンドーバーで優勝(プリサイスマシーンと1着同着)。最後の勝利を99年新潟ジャンプS(JGIII、エイシンワンサイド)以来約7年半ぶり、平地では93年4歳牝馬特別・東(GII、ヤマヒサローレル)以来約13年10か月ぶりのJRA重賞制覇で有終の美を飾った。
湯浅三郎調教師は騎手として1450戦161勝の成績を残し、75年に調教師免許を取得。93年4歳牝馬特別・東(GII、ヤマヒサローレル)などJRA重賞は9勝。他に交流重賞9勝のレマーズガールなどを手がけた。28日には川崎・エンプレス杯(交流GII)にレマーズガールが出走する。JRA通算7180戦527勝(重賞10勝)、地方通算203戦31勝。最終週の成績は以下の通り。
【湯浅三郎厩舎】8頭
◆24日(土)
阪神1R・3歳未勝利(ダート1200m)
10着 ワンダーマッタホン(牡3)岩崎祐己
阪神6R・3歳500万下(ダート1400m)
6着 ワンダーフェーム(牡3)渡辺薫彦
阪神9R・千里山特別(4歳上1000万下、芝1800m)
8着 ブルーレパード(牡4)鮫島良太
阪神10R・御堂筋S(4歳上1600万下、芝2400m)
9着 ワンダースピード(牡5)赤木高太郎
阪神11R・アーリントンC(GIII・芝1600m)
16着 ワンダースティーヴ(牡3)M.デムーロ
◆25日(日)
阪神6R・3歳500万下(芝1200m)
10着 トーコーオリンポス(牡3)秋山真一郎
阪神11R・阪急杯(GIII・芝1400m)
1着 エイシンドーバー(牡5)幸英明
阪神12R・4歳上1000万下(ダート2000m)
5着 エイシンロンバード(牡5)安部幸夫