現地時間18日、イギリスのアスコット競馬場でG1・コモンウェルスカップ(3歳牡牝・芝直線1200m・15頭立て)が行われた。
道中は大外から中団を追走していた2番人気ドラゴンシンボル(Dragon Symbol、牡3、O.マーフィー騎手)が、先頭を進む3番人気カンパネッレ(Campanelle、牝3、L.デットーリ騎手)に並びかけると、内に切れ込みながらの追い比べに。
この争いをドラゴンシンボルがアタマ差制したものの、カンパネッレの走行を妨害したとして審議の対象に。15分ほどに及ぶ長い審議の末、ドラゴンシンボルは2着に降着。優勝馬はカンパネッレとなった。勝ちタイムは1分16秒67(不良)。
カンパネッレから5馬身差の3着は5番人気タイのメジャーオブマジック(牝3、B.コーエン騎手)。1番人気だったフランスの4戦4勝馬スエザ(牝3、W.ビュイック騎手)は8着に敗れた。
カンパネッレは父Kodiac(その父デインヒル)、母Janina、母の父Namidという血統。アメリカのW.ウォード厩舎の管理馬。
昨年、母国でデビュー戦を制したのち、クイーンメアリーS(英G2)、モルニ賞(仏G1)と欧米を股にかけ、芝短距離で3連勝。
マイルへの距離延長で臨んだBCジュベナイルフィリーズターフ(米G1)で4着と初の敗戦を喫し、今回が今年の始動戦だった。通算成績は5戦4勝。
降着となったドラゴンシンボルは、父Cable Bay(その父Invincible Spirit)、母Arcamist、母の父Arcanoという血統。イギリスのA.ワトソン厩舎の管理馬。馬主は日本人の窪田芳郎氏。通算成績は6戦4勝。