現役時代にアメリカとアイルランドでG1を制したパワーズコート(Powerscourt、牡21)が、種牡馬としてけい養されていたトルコで死亡したことがわかった。心臓発作とみられる。トルコジョッキークラブのホームページで17日、発表された。
パワーズコートは父Sadler's Wells、母Rainbow Lake、母の父Rainbow Quest。甥にFrankelやNoble Missionがいる血統。現役時代はアイルランドのA.オブライエン厩舎に所属。
2004年の8月から12月にかけては、バイエルンツフトレネン(独)、アーリントンミリオン(米)、愛チャンピオンS(愛)、BCターフ(米)、ジャパンC(日)、香港C(香)と世界のG1を転戦。この期間勝ち星はあげられなかったもののしばしば上位を賑わせる、世界を股にかけた活躍を見せた。
キャリアを通じては2004年のタタソールズGC(愛)、2005年のアーリントンミリオン(米)とG1・2勝をあげた。通算成績は21戦5勝。
現役引退後は種牡馬となり、アイルランド・アメリカ・ペルー・トルコなどのG1馬が誕生。種牡馬としても世界レベルの活躍を残した。