【エルムS 血統データ分析】ハーツクライ、ルーラーシップの期待値が高い舞台

2021年08月05日 12:30

エルムSで期待できる血統とは?

 8日に函館競馬場で行われるエルムS(3歳上・GIII・ダート1700m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い函館ダート1700mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 上位人気と目されるアメリカンシードは、直近1年以内に出走例のないTapit産駒。通算では[2-3-0-4]勝率22.2%・複勝率55.6%と優秀な数値を記録しているが、2勝・2着2回は未勝利戦でのもの。残りの2着1回は11年マリーンSのテスタマッタによるもので、同馬は翌年にフェブラリーSを制する躍進を遂げている。

 ハーツクライ産駒は[4-2-1-12]。直近1年は最多タイとなる4勝を挙げており、20年タイムフライヤー、21年スワーヴアラミスとオープンのマリーンSを連覇している実績も評価に値するものだろう。同産駒からはスワーヴアラミス、タイムフライヤー、ロードゴラッソの3頭が出走予定。

 トビーズコーナー産駒は[1-0-0-1]。2度の出走例は今回出走を予定しているソリストサンダーの2勝クラス時のもので、直前輸送かつ距離延長となった檜山特別は5着に敗れていたが、滞在競馬で迎えた駒場特別は2着に3.1/2馬身差を付ける完勝だった。

 ルーラーシップ産駒は[4-0-3-17]。ハーツクライと並ぶ4勝を挙げており、複勝回収率も126%と馬券妙味を兼ね備えた好走が目立つ。そのなかには上級戦も含まれており、20年マリーンSではアディラートが7人気3着と健闘していた。同産駒からはコース実績のあるダンツキャッスルが出走を予定している。

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