地元勢ネーロルチェンテの健闘に期待(ユーザー提供:OGA46さん)
今夜は、JRA・地方交流のメイン11R「第33回ブリーダーズゴールドカップJpnIII/2000m外回り。JBC協会賞」の後にも地方全国交流重賞(※地方他地区からの遠征馬はナシ)の最終12R「第21回エトワール賞H3/1200m外回り。JBC協会協賛シルバーステート賞」が組まれた“祝祭日”。コロナ禍の収束が見えず、来場者を制限(250組・500名まで。すでに抽選で確定済み)した中で開催せざるを得ないのは残念な限りですが、昨年の「無観客」と比べれば一定の“前進”はあった、と考えるべきでしょうか。来年こそ、大勢のファンの皆さんと“祝祭ナイター”を体感できる状況となることを願うばかりです。
さて、メイン11Rの「ブリーダーズゴールドカップJpnIII/発走20時00分」ですが、地方馬の勝利は創設年の第1回・笠松フェートノーザンと、施行当日にJRA内で「馬インフルエンザ」発生が確認されJRA全馬(4頭)が競走除外となってしまった2007年の北海道ギルガメッシュのみ。施行条件が現在の「3歳以上牝馬限定・JpnIII格付け」に変更された2014年以降もJRA勢が7連覇しており、今年もやはり、4頭が参戦するJRA馬での争いとなる可能性が非常に高そうです。
すでに牝馬限定のダートグレード競走を3勝しているマルシュロレーヌは主戦・川田将雅騎手とのコンビに戻るほか、1枠1番を引き当てたリネンファッションは武豊騎手が鞍上でレースの主導権を握れる可能性が高そう。昨年このレース2着のメモリーコウも当然有力。ダートでの末脚比べなら上記3頭にも決してヒケは取らないアッシェンプッテルも上位進出のチャンスは十分でしょう。
迎え撃つ地元勢は、現況、仮に他地区での「地方全国交流重賞」に遠征したとしても「勝てる!」とまで断言できそうな“大将格”が見当たらない印象だけに、この組合せで「勝ち負け」を望むのはちょっと酷かもしれません。伸び盛りネーロルチェンテや、長く牝馬路線のトップを走ってきたクオリティスタートらの健闘に期待を懸けたいところです。
12R「エトワール賞H3/発走20時40分」は、シーズンラストの大一番「道営スプリントH1」に向けての“中間決算”的な位置づけ。おそらく、ここの上位馬がシーズンラストでも覇を競う格好になると思われますので、ぜひ御注目いただければと思います。内枠から順に、昨年の道営スプリントH1優勝馬ジャスパーシャイン、昨年10歳でダートグレード競走「北海道スプリントカップJpnIII」を勝った古豪メイショウアイアン、元JRAオープン馬ニットウスバルに昨年カペラステークスGIII(中山ダ1200m)に遠征してジャスティンの9着に健闘したイダペガサス、全18勝をこの門別1200mで挙げている“コースの鬼”ソルサリエンテらの走りが特に注目されそうです。
ダブル重賞の門別“祝祭ナイター”。ぜひ、御注目ください!
(文:ひだか応援隊)