「北九州記念・Ｇ３」（２２日、小倉）

　ＣＢＣ賞覇者ファストフォースは１８日、栗東坂路で４Ｆ５４秒９-３８秒２-１２秒１をマーク。終始楽な手応えで、ゴール前で追われる僚馬タイセイメガロス（２歳２勝クラス）を２馬身突き放した。

　今回と同じ舞台の前走を、驚異的なＪＲＡレコード（１分６秒０）で勝利。しかし、下川助手は「１２０％恵まれたからね」と超高速馬場の恩恵を強調する。「今回はメンバーも強いし、逃げる馬との兼ね合いも鍵。爪が浅いので、（雨が残って）ノメる馬場もどうかな」と慎重な姿勢だ。ただ本質的には不得手だとしても、重馬場での１勝クラスＶは誇れる実績。こなしてくれると信じたい。

　「今回いい競馬ができればスプリンターズＳでも期待できる。状態は変わらずいいから頑張ってほしい」。ここで夏のスプリント王に輝き、秋へ弾みをつけたいところだ。