10日、中京競馬場で行われたファルコンS(3歳、GIII・芝1200m)は、横山典弘騎手騎乗の2番人気{horse=2004103060:アドマイヤホクト}(牡3、美浦・古賀史生厩舎)が、好位3番手から直線で早めに抜け出すと後続を突き放し、5番人気カノヤザクラに2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分08秒0(良)。さらに1.3/4馬身差の3着に3番人気サクラゼウスが入り、1番人気ダノンムローは4着に終わった。
勝ったアドマイヤホクトは、父サクラバクシンオー、母はJRA1勝のリドルミー(その父カーネギー)という血統。04年セレクトセールにて2200万円で落札されている。
昨年10月28日の新馬(東京・芝1400m)、11月19日の2歳500万下(東京・芝1400m)を連勝。朝日杯フューチュリティS(GI)は最下位15着に敗れたが、クリスマスローズS(OP、中山・芝1200m)で3勝目を挙げていた。今回はそれ以来約2か月半ぶりのレースだった。通算成績5戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の横山典弘騎手は今年のAJCC(GII、マツリダゴッホ)以来のJRA重賞91勝目。管理する古賀史生調教師は98年のトキオパーフェクト以来、このレース2勝目(当時のレース名は中日スポーツ賞4歳S)。JRA重賞は04年新潟ジャンプS(JGIII、デモリションマン)以来約2年7か月ぶりの通算9勝目となった。
なお、上位3頭までがサクラバクシンオー産駒。JRA重賞17勝目にして、同馬の産駒が1、2着を独占するのも初めてのことだった。