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半兄は香港G1の覇者ウインブライト! ウインエクレールが田辺裕信騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2021年08月24日 12:01

ウインブライトの半妹ウインエクレールがデビュー

 今週は札幌を主戦場にしているクリストフ・ルメール騎手が土日とも新潟にスポット参戦する。新潟2歳Sのアライバルは勿論、メイクデビューでもノーザンファームの有力馬がスタンバイ。それぞれに注目したい。

【8月28日(土) 新潟芝1800m】

◆イクイノックス(牡、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、美浦・岩戸孝樹厩舎)

 キングヘイロー産駒の母はマーメイドSの勝ち馬。1歳上の半兄にラジオNIKKEI賞の勝ち馬ヴァイスメテオールがいる。8月18日の追い切りはウッドチップコースで長めから時計を出し、7F99秒0-1F11秒7をマーク。ここ2週は2勝クラスの3歳馬クロンターフを追走し、しまいを重点的に伸ばした。青鹿毛の好馬体でフットワークにも質の高さを感じさせる。

「幅は薄いけど、上背があって見栄えのする体つき。コンスタントに追い切りをこなしているし、高い素質がありそう。お兄さんと比較してもフットワークの良さは共通しています。あとは走りのメリハリがつくように改善していきたいですね」と太田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【8月28日(土) 新潟芝1600m(牝馬)】

◆ウインエクレール(牝、父ディープインパクト、母サマーエタニティ、美浦・畠山吉宏厩舎)

 半兄に香港GI2勝のウインブライト、半姉に阪神JF2着のウインファビラスがいる。8月18日の追い切りはウッドチップコースで6F79秒5-1F12秒5をマーク。3歳の未勝利馬が相手とはいえ、楽々と突き放した。

「抜け出してから遊ばないように軽く気合をつけた程度。デビュー前の動きとしては十分に合格点を与えられる。おっとりとした性格だけど、速いところに行くと気持ちが入る。兄姉に比べると扱いやすいし、フットワークには軽さがある。段階を踏みながら順調に乗り込み、いい仕上がりに持ってこられたと思います」と畠山吉宏調教師。鞍上は田辺裕信騎手を予定している。

◆ソネットフレーズ(牝、父エピファネイア、母ボージェスト、美浦・手塚貴久厩舎)

 名牝ダイナカールの一族。叔父に皐月賞とダービーの2冠馬ドゥラメンテ、1歳上の半兄にスプリングS3着のボーデンがいる。8月11日の追い切りはウッドチップコースでラスト1F11秒4。18日には5F67秒4-1F11秒1とキレッキレの動きを見せている。

「この血統らしく気性的にカッとなりやすいところがあるけど、1本目から楽に動いた。しまいの切れがいいし、いかにも瞬発力がありそう。能力を感じるし、初戦から期待しています」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【8月29日(日) 新潟芝1600m】

◆マグマオーシャン(牡、父ディープブリランテ、母シルクユニバーサル、美浦・栗田徹厩舎)

 全兄に重賞2勝(ラジオNIKKEI賞、中山金杯)のセダブリランテス、半兄にステイヤーズSの勝ち馬モンドインテロがいる。8月11日の追い切りはウッドチップコースでラスト1F11秒5。18日には6F82秒6-1F12秒2をマークし、年上のオープン馬(ロンドンテソーロ)を相手に負荷をかけた。

「胴長の体形で緩さが残るけど、ディープブリランテの産駒にしては動きに切れがある。併せ馬では前に行こうとする気持ちの強さを見せるし、初戦から楽しみ」と栗田徹調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

(取材・文=竹之内元)

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