29日、高知競馬場で行われた第25回黒潮菊花賞(3歳・重賞・ダ1900m・1着賞金600万円)は、好位馬群の後ろでレースを進めた多田羅誠也騎手騎乗の3番人気トーセンジェイク(牡3、高知・松木啓助厩舎)が、直線で内目を突くと、早め先頭から粘っていた1番人気ハルノインパクト(牡3、高知・宮路洋一厩舎)をゴール寸前で差し切り、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分08秒0(稍重)。

　さらに1.1/2馬身差の3着に8番人気ダイヤマリー(牡3、高知・中西達也厩舎)が入った。なお、2番人気ブラックマンバ(牡3、高知・別府真司厩舎)は4着に終わった。

　勝ったトーセンジェイクは、父ロージズインメイ、母シーブリーズラブ、その父カジノドライヴという血統。大本命に推されていた高知二冠馬ハルノインパクトを見事降し、待望の重賞初制覇を果たした。