東京記念を制したフレッチャビアンカ(撮影:高橋正和)
8日、大井競馬場で行われた第58回東京記念(3歳上・重賞・ダ2400m・1着賞金3200万円)は、中団追走から徐々に位置を上げた御神本訓史騎手騎乗の4番人気フレッチャビアンカ(牡4、船橋・川島正一厩舎)が、直線で外に出されて脚を伸ばし、先に抜け出した8番人気エメリミット(牡4、船橋・林正人厩舎)との競り合いを制して、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分37秒0(重)。
さらに1.1/2馬身差の3着に2番人気フィアットルクス(牡6、大井・藤田輝信厩舎)が入った。なお、3番人気サトノプライム(牡7、船橋・川島正一厩舎)は5着、1番人気マンガン(牡4、川崎・田島寿一厩舎)は7着に終わった。
勝ったフレッチャビアンカは、父キンシャサノキセキ、母スイートスズラン、その父シンボリクリスエスという血統。昨年は岩手でダービーグランプリなど重賞4勝を挙げる活躍をして、今年から南関東に再転入。前走の東京記念トライアルは2着だったが、本番のここを見事勝利して南関重賞初制覇を果たした。通算成績はこれで22戦8勝(重賞5勝)。