秋のGIシーズン突入を直前に控えた今週末は、オールカマーに神戸新聞杯と前哨戦2重賞が開催されます。神戸新聞杯の方はダービー馬シャフリヤールとステラヴェローチェの2頭が抜けていることもあるので、近10年で4人気以下が4勝しているなど波乱含みのオールカマーをピックアップ。netkeibaオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想が弾き出した激走注目馬を紹介します。
AI予想の本命候補は、先週のローズSで見事にアンドヴァラナウトが勝利、2週前にもセントウルSでピクシーナイトが2着を確保しています。今週も期待しましょう。
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:キングオブコージ
鞍上:横山典弘騎手
総合指数:65.88 (全16頭中1位、2位は63.48)
予測ペース:平均(遅)
特別登録時点では人気薄マウントゴールドを注目馬としていたAIでしたが、調教や枠順、馬場など週中の情報まで追加した上でAIが弾き出した注目馬は、キングオブコージ(牡5・栗東・安田翔伍厩舎)でした。
5走前の昨年1月から2000mの中距離以上を使うようになったと同時に、横山典弘騎手が騎乗。ここから快進撃が始まり、4連勝で目黒記念を勝った後、およそ4か月休養。そして休み明けの、京都大賞典でも3着に好走しました。
その後はジャパンカップを目指していた陣営でしたが、骨折で再び休養へ。今回はその骨折明け初戦となります。それでもAIエスケープは、力を出せる状態にあると判断。調教タイムを見れば8/20から時計を出しており、一杯でも追われて骨折明けを感じさせない追い切りを消化できている様子。
鞍上の横山典弘騎手は、実は今年まだ重賞での勝利がありません。1994年以来、毎年必ず重賞で勝利を挙げてきたベテランだけに、そろそろ1勝挙げておきたいところ。
また今回、netkeibaAIの予測は平均よりやや遅いペース。その中でレースを引っ張ることが予想されるロザムールにレイパパレ、ステイフーリッシュなど脚質の似たタイプが多いため、無理に競らず、中団から直線に臨めれば実力を発揮しても不思議はないとみます。
レイパパレとグローリーヴェイズのGI馬にくわえ、重賞勝ち馬が多数揃った今回。相手は強いですが、同じ中山2200mと中山2500mの非根幹距離で2戦2勝の実績も踏まえると、骨折明けで人気落ちの今だからこそ狙っていくのもありではないでしょうか。