2006年10月15日、京都競馬場で行われた第11回秋華賞(3歳牝、GI・芝2000m)。
ハイペースの中団を進んだ本田優騎手騎乗のカワカミプリンセス(当時牝3、栗東・西浦勝一厩舎)が、先に抜け出したアサヒライジングを1/2馬身差交わし優勝。無敗5連勝で秋華賞制覇を果たした。
当時、無敗での秋華賞制覇は2002年ファインモーション以来の2頭目。オークス、秋華賞の2冠を達成したのは、1997年メジロドーベル、2003年スティルインラブ(三冠馬)に続く3頭目だった。
カワカミプリンセス(現18)は、父キングヘイロー、母はタカノセクレタリー、その父Seattle Slewという血統。現役時代の通算成績は17戦5勝。
2006年2月に阪神でデビュー、無傷5連勝でオークス、秋華賞の2冠を達成。2006年のJRA賞最優秀3歳牝馬、JRA賞最優秀父内国産馬に選ばれる。
2006年エリザベス女王杯(GI)で1位入線も12着に降着。以降は勝ち星を挙げることができず、2009年のエリザベス女王杯9着が最後のレースとなり引退。
現在は生まれ故郷である北海道新ひだか町の三石川上牧場で繁殖牝馬として過ごしている。