24日、阪神競馬場で行われた毎日杯(3歳、GIII・芝1800m)は、藤岡佑介騎手騎乗の1番人気{horse=2004104892:ナムラマース}(牡3、栗東・福島信晴厩舎)が、中団から徐々に進出すると直線で抜け出し、6番人気ヒラボクロイヤルに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分48秒0(稍重)。さらに1.1/4馬身差の3着には4番人気ニュービギニングが入った。
勝ったナムラマースは、父チーフベアハート、母はビストロドゥパリ(その父フレンチグローリー)という血統。伯父に93年ホイットニーH(米G1)を勝ったBrunswick、半兄に02年オパールC(岩手重賞)を制したアパルダー(父シンコウキング)がいる。
デビューから4戦は芝1200m戦で勝ち切れない競馬が続いたが、5戦目の未勝利戦(札幌・芝1800m)を5馬身差で圧勝すると、続くコスモス賞(札幌・芝1800m)をレコードで制し、重賞初制覇となった札幌2歳S(GIII)まで3連勝を飾った。ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)は直線での不利もあり3着、前走のきさらぎ賞(GIII)も2着だったが、この勝利で重賞2勝目となった。通算成績10戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の藤岡佑介騎手はローゼンクロイツで制した中京記念(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で通算5勝目。管理する福島信晴調教師はナムラマースで制した昨年の札幌2歳S(GIII)以来のJRA重賞8勝目となった。