【菊花賞】エアサージュ池添学師「脚が長く胴長、距離適性はある」/ねぇさんのトレセン密着

2021年10月23日 15:13

成長途上ながらしっかり仕上がった印象のエアサージュ(撮影:花岡貴子)

 先週の秋華賞では、アカイトリノムスメが優勝。ディープインパクト×アパパネという夢のような配合が見事花開きましたね。ホントおめでとうございました!

 そして、3着だったアンドヴァラナウト。まだまだ成長途上なのですが、それで3着をしっかりキープしてしまうあたりがさすがです。まだ伸びしろは十分あるし、来年がとても楽しみです。

 そのアンドヴァラナウトのいる池添学厩舎ですが、菊花賞はエアサージュとヴィクティファルスの2頭出しです。

 特に気になっているのがエアサージュ。父のポイントオブエントリーの産駒は過去JRAで6頭デビューしていますが、すべて勝ち上がっています。いま、JRAで現役なのはこのエアサージュと富士Sに出走のロータスランドの2頭なのですが、今年はこの2頭ですでに7勝をあげてます。凄い!

 すごく日本と相性のいい種牡馬なんですね。

 それから、かつて池江泰郎厩舎にバーディバーディというダート重賞で強かった馬がいましたが、バーディバーディは父がブライアンズタイム(父ロベルト)、母がホームスイートホームなのですが、ホームスイートホーム(1999産)とポイントオブエントリーの母・Matlacha Pass(1997産)は姉妹です。

 ポイントオブエントリーの祖父もロベルト。バーディバーディの父の母の母・Golden Trailは1977年にバーディバーディの父・ブライアンズタイムの母であるKelley's Dayを産んでます。そしてGolden Trailの娘のOn the Trailが1978年にポイントオブエントリーの父の母であるAndover Wayを産んでます。

 バーディバーディの現役時代、よく取材させていただいた馬で個人的な思い入れもあるので、千代田牧場でいまも種牡馬を続けているようだし、ぜひ再注目されたらいいな、と思いました。

 話が脱線してすみません。本題のエアサージュです。

「トビの大きな馬。この馬のリズムで走らせてあげることが大事な馬です」と池添師。

 こちらもまだ成長曲線としては途上なので、伸びしろたっぷり。でも、現時点でしっかり仕上がった印象です。

「胴の長い馬で距離適性はあると思います。まだトモの緩さがある中で崩れずに結果を出してくれており、先々が本当に楽しみ。今後に向けていいレースをしてくれればいいですね」(池添学師)

(取材・文:花岡貴子)

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