【スワンS 血統データ分析】道悪時に存在感を増すオルフェーヴル

2021年10月28日 12:50

スワンSで期待できる血統とは?

 30日に阪神競馬場で行われるスワンS(3歳上・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝1400mで施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 ディープインパクト産駒は[7-2-10-38]。同等の出走頭数となるダイワメジャーと比較すると勝率および複勝率が高く、とくに複勝率は今回出走するメンバーの種牡馬のなかでは最高値と見ても差し支えないだろう。また、データ集計期間内に重賞は2勝しているが、20年阪急杯のベストアクターは6人気、20年阪神カップのダノンファンタジーは4人気と馬券妙味も見込めるものだった。同産駒からはカツジ、サウンドキアラ、ダノンファンタジーの3頭が出走予定。

 オルフェーヴル産駒は[5-4-1-23]。代替開催された21年京都牝馬Sではギルデッドミラーが5人気2着と好走。また、未勝利戦ながら20年4回阪神3日目にはクイーンカピオラニが14人気で1着となるなど惑星としての魅力が感じられる。とくに稍重・重では[2-1-1-3]複勝率57.1%・複勝回収率270%と目覚ましく、道悪になった際には是非とも一考したい。同産駒にはギルデッドミラーが該当する。

 モーリス産駒は[2-1-4-20]。現3歳世代が初年度産駒ということもあり、まだ古馬混合戦での出走例自体が少ない。なお、世代限定戦ではシゲルピンクルビーが8人気という低評価を覆す走りで21年フィリーズレビューを制してみせた。同産駒からはルークズネストが出走予定。

 ロードカナロア産駒は[6-4-10-52]。ディープインパクトに次ぐ7勝を挙げており、重賞は21年京都牝馬Sでイベリスが逃げ切り勝ちを収めている。ほか、20年阪急杯では進路妨害により3着降着となったものの、ダイアトニックが勝ち馬からタイム差のないクビ差2着で入線していた。同産駒にはステルヴィオが該当する。

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