新馬戦快勝のフォラブリューテに期待したい'(ユーザー提供:もふさん)
今年で10回目という歴史の浅いレースだが、昨年の
ソダシはじめ、過去には
ラッキーライラックや
リスグラシュー、
デンコウアンジュらが勝ち馬に名を連ね、連対馬まで枠を広げれば
アユサンや
レッツゴードンキ、
メジャーエンブレムなどのちのマイルGI勝ち馬が続出する出世レースで必見だ。
◎
フォラブリューテは5月生まれで430kg台の馬体。デビュー戦は前半3ハロン36.4秒、半マイル49.2秒のスローペースを後方待機。あえて馬の後ろを経験させるような競馬でジョッキーから
ゴーサインが出されると、ややフラフラしながらも11.2秒、11.1秒、11.4秒という強烈なレースラップをまったく感じさせないように2着馬を4馬身突き放した。逃げ、先行馬が残るような展開で、自身の上がりタイムは33.0秒。小柄な馬ではあるが、5月生まれでもあり、まだ成長の余地は残しているだろう。楽しみだ。
〇
ベルクレスタは、自身2戦目となる新潟芝1600m戦を勝ち上がってきた。中京競馬場のデビュー戦は出遅れて、外を回らざるを得ないレースになってしまったが、メンバー最速となる34.3秒の末脚で2着。勝ったのが、のちに新潟2歳Sを勝つ
セリフォスだったことを考えれば、悲観する内容ではない。デビュー戦から体重を増やして勝ったことは意義深く、まだ奥がありそうだ。
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トーセンシュシュは新潟競馬場の芝1800m戦を勝ち上がってきた。半マイル通過50.0秒、前半1000m63.2秒というスローペースにしっかりと折り合い、最後は体幹の強そうな力強い走りを見せていた。今回がデビュー2戦目で、ハイペースになったときの対応など未知数な部分が多いが3月生まれの大型馬。不安よりも楽しみの方が大きい。
△
シンシアウィッシュは新潟競馬芝1800mの新馬戦優勝馬。稍重馬場で半マイル通過50.8秒、前半1000m64.1秒という超が付くようなスローペースだったが、最後はやや外にヨレながらも、早めに先頭に立ってゴール前で流すようにして自身上がり33.5秒。レースラップと見比べるとエンジン性能の高さはうかがえる。
少頭数だけに手は広げられないが、△
シゲルイワイザケは500kgになろうという大型馬。小倉競馬場でデビュー戦を飾り、中山競馬場のサフラン賞は3着だったが、大型馬で飛びの大きな走法から広いコース向きの印象。この馬も将来性がありそうだ。